Calligraphy Notes

Calligraphy Notes カリグラフィーノートはカリグラフィーの小さな情報広場です。

カリグラフィー筆耕でよく使われる書体

イタリック体

イタリック体

15世紀はじめ、現在のイタリアあたりで使われるようになりました。傾斜していることが特徴ですが美しく読みやすい書体でバリエーションも多く、ウエディング関連商品やグリーティングカードにも多く使われます。

カッパープレート体

カッパープレート体

17世紀初めごろに薄い銅板(カッパープレート)に文字を彫るために使われました。イギリスで発達した書体で、先のとがったペン先とオブリークホルダーという特殊なペン軸をつかいます。とても人気のある書体です。

ゴシック体

ゴシック体

13世紀頃から使われるようになり、尖ったアーチを持ち文字幅、文字間も狭く全体が黒々と見えることからブラックレターとも呼ばれます。バリエーションも多くあります。

ゴシサイズドイタリック体

ゴシサイズドイタリック体

名前の通りゴシック体とイタリック体の特徴を合わせた書体です。比較的新しい書体ですがクラシックな雰囲気の中でも、装飾が加えやすく華やかでウェルカムボードやグリーティングカードでも使われます。

アンシャル体

アンシャル体

古くは3世紀から9世紀まで使われていた大文字のみの書体です。丸みのある大きな文字です。

ローマンキャピタル体とファンデーショナル体

ローマンキャピタル体とファンデーショナル体

ローマンキャピタル体は紀元前1世紀頃から使われはじめ、2000年以上経った現代でも同じ形で使われている格調高い書体です。ファンデーショナル体は、19世紀以降に作られた小文字のみの書体です。丸みのあるOの形が基本になり、大文字のローマンキャピタル体と組み合わせて使います。

今回はブライダルをはじめディプロマ、グリーティングカードなどでもよく使われる書体を紹介しました。
当アトリエではイタリック体を中心に商品を制作しますが、ご希望の書体がありましたらぜひご相談ください。

カリグラフィーの道具について

ペン先について

カリグラフィーで使われるペン先はカッパープレート体を除いて、先の平らな金属製のペン先を主に使います。
いくつかのメーカーがあり、特徴もあります。書体や作品などに応じて使い分けをします。一般的にはスピードボール社のペン先を使いますが、文字の大きさでサイズc-0(ペン先5mm)からc-6(ペン先0.75mm)を使い分けます。
カッパープレート体は先が尖っているため高さをペン先で計ることはできませんが、ペン先が二つに割れているために力の入れ具合で細い線、太い線を出すことができます。

用紙について

カリグラフィーで使う用紙は表面がなめらかな細目や極細の水彩紙が適しています。表面に凹凸がある粗目のものはペン先が引っかかるおそれがあり、また線がかすれることがあります。和紙などはインクで滲んでしまう場合もありますが、一般的にウェディングなどで使う用紙、封筒などは水彩紙が適しています。また市販の封筒をお使いの場合は事前にサンプルを送っていただく場合もございます。

インク・絵の具

カリグラフィーに適したインクは、染料系水性インク、顔料系の水性インクです。退色しやすいので作品の保存には気をつけましょう。
万年筆用のインクを使うこともあります。また書道用の固形墨(墨汁ではなく)はとてもカリグラフィーに向いています。絵の具の場合は不透明水彩絵の具(ガッシュ)を使います。水を加え、コーヒーに入れるクリームくらいの状態にのばして使います。

インク・絵の具・紙・ペン先とそれぞれの道具は相性があります。
筆耕者はペン先が引っかからないか、滲まないか、掠れないか、色の載り具合等、必ず試し書きをします。席札や封筒をご依頼の場合にはサンプルを送っていただく場合もございます。また筆耕実施にあたりましてはご注文枚数により異なりますが、多めの枚数をお送り下さいますようお願い申し上げます。
その他の商品、ウェルカムボードやディプロマ・メニューなどは当アトリエの用紙を使わせていただきます。